2月から始まった「自転車利用環境整備等による安全性向上対策研究会」が終了致しました。どれも濃い内容でしたが、大阪市立大学 吉田長裕先生からの海外の自転車走行空間の説明、デンマーク:コペンハーゲンの事例説明はとても興味深く印象に残りました。
コペンハーゲンの自転車道の歴史は、1980年代の安全性・利便性の為の調査・研究から始まります。たった30年まえのお話です。
現状のコペンハーゲン。時速20kmぐらいで、朝のピーク時の都心部を写した映像は、子供を乗せた母親から若い通勤者まで同じように自転車で走っていて、安全性が感じられたのと、走る自転車も日本でいうのならばクロスバイク。ロードバイクは一台も走っていませんでした。インフラ>自転車であって、インフラが整う前にモノばかりが先行してしまっている日本の現状を痛感。
自転車にかかわる人ばかりが、このようなためになる話を聞くのではなく一般の人々。これから自転車を始めようと思う人に耳を傾けて頂くと、自転車というものの見方が違って来るのでは・・・・・・と思う。
(貴女が伝えていかなきゃだめじゃない・・・といわれてしまいましたが・・・)
2015年までの政策目標として
コペンハーゲンでは
通勤通学者36%→50%に
それによって、
年間CO2排出量の8万トン削減、
交通混雑による時間浪費の削減、
健康への貢献、
また、環境の整備等による、自転車利用者の安全・安心感を58%→80%
(既に58%もあることでも凄いと思うのですが・・・)
大学の先生の「研究」としてではなく、一般者目線でお話をしてくださったことも良かったのだと思います。
日本でもより安全に自転車が乗れる環境になりますように。