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彩菜日和

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90億人が食べていくために

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2050年に世界人口は90億になるそうです。
「食と科学 =サステナビリティに向けて=」
オックスフォード大学のジョン・クレブス卿を招いてのシンポジウムに参加いたしました。ジョン・クレブス卿は、2000年に設立された英国食品基準庁の初代長官を務め、BSE問題で揺れた英国食品行政を立て直された方です。同時通訳付きということもありましたが、グレブス卿のお話はとてもわかりやすく、また考えさせれれる部分も多々あり、貴重な貴重な時間となりました。

寿命がのびた要因は栄養が良くなったことと、感染症の被害が少なくなったこと。資源、エネルギーを使って生産する食糧は、科学の力で豊富に収穫ができるようになったけれど、そのエネルギーはやがて枯渇する。農業の工業化、産業化は持続可能ではない。まず最初に無くなるのは「水」。その真水の70%は農業用水として使われいる。



90億人を食べさせるためには、
少ないものでより多くを生産。
気候変動への取組。(新技術の導入等)。
技術、行動変革、政治的意思。
が重要だと述べれれていました。


絶対に行ってはいけないことは、土地利用を変えることで、「森林を農地にかえる」ことは、NG,NG,NG.だそうです。温暖化等気候の変動は「人間」が原因であること。を指摘されていました。

個人的に特に印象的だったのは、
トマトを代表とする施設栽培によって排出されるCO2の量がかなり多いこと。(トマトの生産量は世界的にも多く、そのほとんどが施設栽培だからなのでしょう)また、地産地消が全てではなく、むしろ地産地消よりも、適地適作。小麦など、そもそも関東圏では育ち難く収穫量が少ないものにたいし、肥料、農薬を使って栽培することでの気候変動の影響は、フードマイレッジよりも大きいとか。多大な税金をそこに投入していることを考えると、環境の面でも、経済的な面でも、小麦の栽培に適している国から輸入をする方が良いということ。お恥ずかしながら、小麦も日本で栽培するのが良いと思っていましたし、自国で食べるものは、全て自国で作ることが良いと思っておりました・・・。

1haで賄えるのは10人にもみたない。日本の耕地面積や今の日本の食生活を考えると、輸入に頼らざるを得ないことが現実で、いかに安全なものを海外から輸入するか。が大事だと、パネリストの方々のご意見を拝聴し、自分の考えが改まった時間でもありました。

ふぅ。勉強になった。
by megkitchen | 2013-03-21 21:20 | 食のイベント
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