渋谷で開催中のワルリ絵画展。
ワルリ族はインド・マハラシュトラ州・ターネー県に主に住む少数先住民族。
ワルリ族の人々が描いた全てにストーリーのある絵画です。
私の友人がワルリの文化保護ボランティアをしている関係で案内を頂きました。
暖かい絵です。絵の地色は、茶=赤土、深緑=牛糞、グレー=灰、黒=墨が原料になっていて、これらの原料に糊をまぜたものを布に塗り乾かしたものに、米粉を水で溶いた白色の液や、白色の顔料で描かれています。
私が好きな絵は、ねずみがお米を食べてしまうお話が描かれているもの。昔々、人間が食べるものに困って、食料を備蓄していたねずみに助けを求めてきたので、「(ねずみが)困ったときには、お米を分けてね」という約束の下、ねずみは人間に食料をわけてあげたそうな。でもその約束を守ることがなかった人間は自分達だけでお米を食す。それに腹をたてたねずみが、蔵に入ってお米を食べてしまう。だから、ねずみはその後も人間の食料を食べる、、、というストーリ。
とってもかわいらしく描かれています。
写真は、絵画展で販売していた、インドの紅茶。ミルクティやチャイにして飲むととっても美味しい。
紅茶を購入すると美味しいチャイの入れ方も教えて頂けます。
結婚式の儀式のお話や豊作を祝う踊りのお話など、全ての絵画に素敵なストーリーがありますので、お時間ある方は是非行ってみてください。心が温かくなります。
ワルリ絵画展:
ギャラリー・ル・デコ ~2/22まで。