今期の食生活ジャーナリストの会シンポジウムは、フランスの味覚教育先駆者のジャック・ピュイゼ氏を招いて、五感と食をテーマに。
味わう事を学ぶより、語彙力を増やす事に重きをおき、その国の言語を豊かにする目的の味覚教育。食以外でも五感はアプローチ出来るけれど、身近でわかりやすいツールは、やはり食。
自分に向き合う
他人を知る
...
わかち合う
などなど、食が人生の一部だと俯瞰されているご意見で、食を通して人間力を育むというもの。魅力的でした。
能力は「心」が入ると態度となって現れる。ピュイゼ氏の味覚論を日本で発展させようと活動されている石井氏のお言葉です。
語彙力や話す能力があっても、「こころ」がなければ、態度に行動には繋がっていかない。とても、とても納得でした。
一番楽しめたのは、懇親会で、同じワインや料理を共有し、それに対する表現を伺えたこと!これが長い(笑)味覚の食育がフランスで始まったことも頷けました。加えて、食の専門家の、左脳的ウンチクも入り(笑)、それも含め、食生活ジャーナリストの会のシンポジウム&懇親会だなー。と思えた時間でした。
どんな形であれ、楽しい人と楽しく、美味しく、食を楽しみたい。
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