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彩菜日和

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夏の読書時間。カプチーノの泡泡を作る機械が見つかり(購入した記憶がないので、頂きものだと思いますが、そもそもこういうグッズは"買って満足"なこともしばしあるので、どっちだったのでしょう?いずれにせよ記憶なし)楽しく作っていますが、写真のように遊び心をだすと、逆に美しくない仕上がりに(涙)

自転車ロードレース「ツールドフランス」は7月で終了してしまいましたが、そのツールを題材にした本「エデン」近藤史恵(新潮社)。基本的にサスペンス作家なので、どんなサスペンスが?と期待もありますが、ツールドフランスがどんなレースなのかがわかって楽しいです。それに、エースを勝たせるために、自分がトップでゴールの可能性があってもアシストに徹する主人公の「白石誓」の日本人魂も魅力的。

「家日和」奥田英朗(集英社)時間つぶしに良かったです。「私という運命について」白石一文(角川文庫)男女雇用均等法が出来た年に社会人となった冬木亜紀。一人の女性の20代から40代までの、恋愛、仕事、破局、後悔、結婚、出産・・・・。"運命の人"や自分の人生の優先順位を考えさせられる本でした。



「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹(文芸春秋)学生時代に「羊男のクリスマス」をクリスマスに贈られたのが村上春樹の作品を読んだ最初。当時は何も思わなかったけれど、ヒカリものの贈り物よりも後から思えばよっぽど印象的。「ノルウエイの森」も私の中では今一歩で、遠のいていた作家でしたが、大人になって(!?)読むと面白い「THE GIVING TREE」の日本語版「大きな木」は村上春樹翻訳でした。(これは英語の方が好きだけれど)

ご本人にとってのマラソンは順位を競うものではなく、あえていうならば競争相手は自分。昨日よりも少しだけ成長している今日の自分。negativeな出来事があったときに、いつもより長い距離を走って身体を消耗させ、ほんのわずかでも自分を強化。negativeなエネルギーを自分にあてて、そのぶん自分を磨けばいい。など「走る」という行為から産まれてくるものを書いていて、ほほ--と思う部分が多く、あっという間に読みました。暑い中の読書も悪くないです。
by megkitchen | 2010-08-10 11:40 | 徒然
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